西濃憲法集会

西濃憲法集会2002(第8回)

何が「テロ」なのか?「富と貧困」の集中がもたらすもの
〜もし世界が100人の村だったら〜

行事案内

主催 平和・人権・民主主義を考える 西濃憲法集会
イベント 西濃憲法集会2002(第8回)
テーマ  
日時 2002年5月3日 憲法記念日
場所 大垣市福祉会館
備考

  • 自由法曹団 アフガニスタン調査報告
  • 講演:弁護士 大久保賢一 氏
内容 「もし世界が100人の村だったら」
自由法曹団 アフガニスタン調査報告
街角アンケート 報告
連絡先 西濃法律事務所 岐阜県大垣市室町2-25 TEL 0584-81-5105
「平和・人権・民主主義を考える」西濃憲法集会 実行委員会

当日のようす

200名の方が参加されました

何が「テロ」なのか?「富と貧困」の集中がもたらすもの

開幕は、映像による「もし世界が100人の村だったら」-インターネットメール集-の再現。絵本の美しい世界がスクリーンにあらわれ、「すべての富のうち、6人が59%を持っていて、みんなアメリカ合衆国の人です。」と語りかけると、参加者はシーンとなり聞き入りました。

アフガニスタン生まれのファタナ・サーベさん

その後、アフガニスタン生まれのファタナ・サーベさんからのビデオメッセージ。本当はゲストとして来られるはずでしたが、緊迫した情勢のなかで、急遽アフガニスタンへ行かれることになり、いらっしゃることができませんでした。
子どもたちのビデオに、胸をつまらせる人も多く、会場で訴えたカンパは、6万2370円にもなりました。さっそく「セーブアフガンチルドレンの会」へ送金しました。

大久保弁護士の講演に200人が聞き入り、新たな決意を・・・

大久保弁護士による講演の様子

いよいよ、大久保賢一先生の登場。

「テロ」と「テロ」への報復攻撃について先生の熱い思いが語られ、国と国との問題にすり替えられていった経過、国際法で処罰することを拒否したアメリカと日本の態度。そして、わざと不発弾をまぜて落とし、その色を黄色い救援物資と同じにしていること、地雷が人を殺すために置かれるのでなく、足や手のない傷ついた人をより多く作り出し、その国の負担を多くするための作戦であると言うショッキングな話。

また、それが戦争というものであること。あらためて戦争の怖さを実感しました。また有事法制化、憲法改悪の内容についてもわかりやすくお話しされました。

 

「憲法アピール」を読み上げることになっていた高校3年生の突然の発言に、会場から大きな拍手が!!

アピール文を読み上げるエミさん

 アピール文を読みあげることになり、前日インターネットで日本国憲法を全文読んできたという高校3年生のエミちゃん。
読み上げる前に、集会に参加して考えたことを自分の言葉で発言。力強い決意と若い感性に感動した会場から、大きな拍手が送られました。
「他国から攻撃を受けるようなことのない日本でいるために、『世界で最も忘れ去られた国』の人たちに誇れる国であるために、私たちは紛争を暴力で解決すること、貧困を新たに生み出す戦争に強く反対し、平和への思いを広く訴えていく決意をこめて55回目の憲法記念日のアピールとします。」
という彼女の力強い宣言で、今年の憲法集会も無事終了しました。

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